Jawsは、Freedom Scientific社が開発した、目の不自由な方のために特別に作られたソフトウエアです。コンピュータの画面上で起こることすべてをナレーションで聞くことができるようになります。このプログラムは、画面に表示されているすべてのコンテンツ(WebページのテキストやWindowsのポップアップウィンドウなど)を、点字端末(目の不自由な人のために開発された、コンピューターに接続する電子機器)用の音声やテキストに自動的に変換します。
Jawsをインストール時に、必要な言語を選択することができます。デフォルトでは常に英語ですが、ワンクリックでインストールできる数十の追加言語があります。またプログラムを正しく使い始めるには、まずパソコンを再起動する必要があることにも注意が必要です。この最初の再起動をして初めて、パソコン上で実行するすべてのアクションを聞き取ることができるようになります。デフォルトでは、クリックやキーストロークのたびに音声が流れますが、プログラムの設定でカスタマイズすることができます。
Microsoft Office、Google Docs、Chrome、Edge、Firefox、Braveなどで、Jawsの有効性が実証されています。これはどういう意味でしょうか?視力の問題に関係なく、Chromeなどどのブラウザでも画面を読むことができるようになります。点字端末を使って、すべてのウェブページを聞いたり、内容を読んだりすることができるようになります。同様に、OfficeやDocsにあるテキスト文書も、快適に読んだり聞いたりすることができます。PDF形式の文書も読むことができます。
Jawsのソフトウェアの使用要件は特別厳しいものではありませんが、決して低いものでもありません。最低8GBのRAM、2GBのハードディスク空き容量(SSD推奨)、2GHzのi5プロセッサが必要です。またWindows 11、Windows 10、およびそれ以前のバージョンのMicrosoft社のOSに完全対応しています。つまりミドルレンジのデスクトップやノートパソコンであれば、問題なく正常に動作させることができるのです。
まずは無料でJawsをダウンロードし、使い勝手を確かめてみてください。なお、この無料版は40分のセッションにしか対応していません。プログラムのロックを解除したい場合は、公式サイトで販売されている複数のライセンスのいずれかを購入する必要があります。価格はそれぞれ異なり、年間90ドルから完全なプロフェッショナルライセンスの1285ドルまであります(ただし、ONCEに所属している場合はプログラムは完全に無料です)。
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